プロジェクト 「KASANE」の想い 日本には、長い歳月をかけ、そしてたくさんの人の手をとおして、育まれ、受け継がれてきた伝統や文化があります。それらの多くは、意識、無意識に関わらず、日々の生活に息づいています。しかしながら、伝統や文化のなかには生活様式の変遷のなかで、日常生活から離れてしまったものも、少なからずあります。私たちは、そういったものと改めて向き合い、いまの視点から見つめ直すことにより、現代のくらしにあった商品を提案していきます。“KASANE”という名前には、伝統や文化、それに携わる人々の想いを今の時代に“かさね”合わせていきたいという願いを込めています。
古くから文化芸術都市として栄えた街・京都は、今なお数多くの伝統工芸作家、アーティストを輩出し続けています。しかしその一方で、高い評価を受けている作家でさえも、作品販売によって生活を成り立たせることが難しいといった現状があります。それは伝統工芸やアートといったものが、日常の場面から離れた“遠い場所”に置かれているためかもしれません。こうした問題を解決する仕組みをつくり、若手作家を支援したい―。伝統工芸やアートを“特別なもの”から“当たり前のもの”へ還したい―。そういった想いから、KASANEというプロジェクトが誕生しました。 職人の街・京都のいま
伝統が日常へと還る 「出口」をつくる KASANEの目的は、今後の文化を担っていく若手作家に対し、作品の発信や販売の“出口”をつくることです。長い年月を経て培われてきた技術、そこに込められた思いや意味を大切にしながら、それらが普段の生活の中にある当たり前のものとして、多くの人のもとに還っていくには―。このような切り口から伝統工芸品を捉え直し、手に取る人の日常に笑顔を増やす商品の提案を進めています。
KASANEが手がける商品の第一弾は、手仕事の美しさにあふれた、ナイトウェアです。質の高い「浜ちりめん」をまずは素肌で感じてほしい、「伝統染色」を施した商品を身近に、という想いを込めています。ブラジャーからスタートし、ショーツ、キャミソール、ガウンなど順次展開していきます。 ナイトウェア
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